43C645 43インチはコスパ最強のスマートテレビ?同価格帯の人気機種と徹底比較!
目次
比較概要
TCLの43C645 43インチは、2023年5月に発売された4K液晶テレビです。量子ドット技術やDolby Atmosに対応しており、高画質と高音質を楽しめるモデルです。また、Android TVを搭載しており、多彩なVODサービスやGoogleアシスタントなどのスマート機能も充実しています。
今回は、この43C645 43インチと同じような価格帯で人気のある機種と比較してみました。比較機種は以下の2つです。
この3機種の中で、最もコスパが高いのは43C645 43インチだと言えます。 価格.com最安値は約70,000円と、他の2機種と比べても遜色ない価格設定ですが、画質や音質、スマート機能などの面で優れています。具体的には、以下のような特徴があります。
- 量子ドット技術により、従来の液晶よりもリッチな色表現が可能です
- Dolby Atmosに対応しており、立体的で臨場感のあるサウンドを体験できます
- Android TVを搭載しており、YouTubeやNetflixなどのVODサービスやGoogleアシスタントなどのスマート機能が充実しています
これらの特徴は、他の2機種には見られません。KD-43X80J 43インチは量子ドット技術やDolby Atmosに非対応であり、4T-C43BL1 43インチはAndroid TVやVODサービスに非対応です。したがって、同じ価格帯であれば、43C645 43インチが最もお得な選択肢と言えるでしょう。
では、具体的にどれくらいの差があるのでしょうか?次に比較表を見てみましょう。
比較表
項目 | 43C645 43インチ | KD-43X80J 43インチ | 4T-C43BL1 43インチ |
---|---|---|---|
メーカー | TCL | ソニー | シャープ |
発売日 | 2023年5月18日 | 2023年4月10日 | 2023年3月20日 |
価格.com最安値(税込) | 約70,000円 | 約80,000円 | 約60,000円 |
画面サイズ | 43V型 (インチ) | 43V型 (インチ) | 43V型 (インチ) |
画素数 | 3840x2160 (4K) | 3840x2160 (4K) | 3840x2160 (4K) |
パネル種類 | VAパネル | IPSパネル | VNパネル |
対応HDR | HDR10/HLG/DolbyVision | HDR10/HLG/DolbyVision | HDR10/HLG |
映像処理エンジン | Algo Engine II | X1 4K HDR Processor | AQUOS 4K Smart Engine Pro |
バックライト方式 | 直下型 (LD) | エッジ型 (LED) | 直下型 (LED) |
倍速駆動 | なし | なし | なし |
VODサービス対応状況 | AbemaTV/Amazonプライムビデオ/FODプレミアム/Hulu/NETFLIX/TELASA/U-NEXT/Youtubeなど | AbemaTV/Amazonプライムビデオ/dTV/FODプレミアム/Hulu/NETFLIX/Paravi/Rakuten TV/TELASA/TVer/U-NEXT/Youtubeなど | AbemaTV/Amazonプライムビデオ/dTV/FODプレミアム/Hulu/NETFLIX/Paravi/Rakuten TV/TVer/U-NEXT/Youtubeなど |
HDMI端子数 | 3端子 (ARC対応) | 4端子 (ARC/eARC対応) | 4端子 (ARC対応) |
HDMI2.1規格対応機能 | eARC/VRR/ALLM | eARC/VRR/ALLM | なし |
音声実用最大出力 | 30W (15W+15W) | 20W (10W+10W) | 20W (10W+10W) |
比較詳細
今回は、TCLの43C645とソニーのKD-43X80J、シャープの4T-C43BL1という3つの43インチ4Kスマートテレビを比較してみました。それぞれの機種の特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
まず、TCLの43C645は、量子ドット技術を搭載した高画質モデルです。量子ドット技術とは、液晶パネルのバックライトに特殊なナノ粒子を使って色彩表現力を高める技術です。このおかげで、43C645はHDR10やHLGに加えて、ドルビービジョンにも対応しています。ドルビービジョンとは、映像の明るさや色彩をシーンごとに最適化することで、よりリアルな映像体験を提供するHDR規格です。NetflixやAmazonプライムビデオなどのVODサービスでドルビービジョン対応のコンテンツが増えていますので、43C645ならそれらを存分に楽しめます。
また、43C645は、Android TVを搭載したスマートテレビです。Android TVとは、Googleが提供するテレビ向けのOSで、GoogleアシスタントやGoogle Playなどのサービスが利用できます。Googleアシスタントは、リモコンに内蔵されたマイクで音声操作ができる機能で、テレビの操作だけでなく、天気やニュースなどの情報も聞くことができます。Google Playは、アプリやゲームなどのコンテンツが豊富に揃っているストアで、自分好みにカスタマイズすることができます。43C645は、AbemaTVやFODプレミアムなどの国内VODサービスにも対応していますが、paraviやTVerなどには対応していません。その場合は、Google Playからアプリをダウンロードすることで視聴可能です。
次に、ソニーのKD-43X80Jは、ソニー独自の映像処理エンジン「X1 4K HDR Processor」を搭載したモデルです。X1 4K HDR Processorとは、ソニーの高級モデルに採用されている「X1 Ultimate」の技術を継承したエンジンで、画像のノイズやぼやけを低減し、色彩やコントラストを向上させる機能があります。このおかげで、KD-43X80JもHDR10やHLGに加えて、ドルビービジョンに対応しています。また、ソニーのテレビではおなじみの「トリルミナスディスプレイ」も搭載されており、色域を広げて自然な色彩表現を実現しています。
また、KD-43X80Jは、Google TVを搭載したスマートテレビです。Google TVとは、Android TVの上にGoogleが提供するインターフェースで、自分の好みや視聴履歴に合わせておすすめのコンテンツを表示したり、様々なVODサービスのコンテンツを一元的に検索したりすることができます。GoogleアシスタントやGoogle Playなどのサービスも利用できます。KD-43X80Jは、AbemaTVやdTVなどの国内VODサービスにも対応していますが、FODプレミアムやU-NEXTなどには対応していません。その場合は、Google Playからアプリをダウンロードすることで視聴可能です。
メリットとデメリット
それぞれの機種のメリットとデメリットをまとめてみました。自分のニーズに合った機種を選ぶ参考にしてください。
- TCL 43C645
- メリット
- 量子ドット技術で高い色彩表現力を実現
- ドルビービジョンに対応しており、VODサービスの高画質コンテンツを楽しめる
- Android TVでGoogleアシスタントやGoogle Playなどのサービスが利用できる
- HDMI2.1規格に対応しており、eARCやVRRなどの機能が使える
- デメリット
- 倍速駆動がないため、動きの速いシーンやスポーツ番組などでは残像が気になる可能性がある
- 国内VODサービスに対応していないものが多く、アプリをダウンロードする必要がある
- メリット
- ソニー KD-43X80J
まとめ
今回は、TCLの43C645とソニーのKD-43X80J、シャープの4T-C43BL1という3つの43インチ4Kスマートテレビを比較してみました。それぞれにメリットとデメリットがありますが、私がベストチョイスとしておすすめするのは、TCLの43C645です。
TCLの43C645は、量子ドット技術で高い色彩表現力を実現し、ドルビービジョンに対応しており、VODサービスの高画質コンテンツを楽しめます。また、Android TVでGoogleアシスタントやGoogle Playなどのサービスが利用できます。HDMI2.1規格に対応しており、eARCやVRRなどの機能が使えます。倍速駆動がないため、動きの速いシーンやスポーツ番組などでは残像が気になる可能性がありますが、バックライトの明滅による残像感現象機能は搭載されています。国内VODサービスに対応していないものが多く、アプリをダウンロードする必要がありますが、Google Playからアプリをダウンロードすることで視聴可能です。
TCLの43C645は、価格.com最安値で約70,000円という低価格でありながら、高画質や高機能を備えたコスパの高いモデルです。4Kスマートテレビを手軽に楽しみたい方や、VODサービスの高画質コンテンツを見たい方におすすめです。