REGZA 55Z570L 55インチはライバル機種に勝てるのか?比較レビュー
目次
比較概要
REGZA 55Z570L 55インチは、2022年10月に発売された東芝の4K液晶テレビです。同じく4K液晶テレビで、人気の高い機種としては、2021年11月に発売されたソニーのBRAVIA XR-55X90J 55インチと、2021年12月に発売されたパナソニックのVIERA TH-55JX850 55インチが挙げられます。これらの機種は、価格帯も似ており、どれを選ぶか迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、REGZA 55Z570L 55インチと、BRAVIA XR-55X90J 55インチと、VIERA TH-55JX850 55インチの3機種を比較してみました。画質や音質はもちろん、操作性や機能性なども詳しく検証しています。それぞれの機種のメリットとデメリットも分かりやすくまとめていますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
REGZA 55Z570L 55インチは、ライバル機種に勝てるのでしょうか?比較レビューを始めましょう。
比較表
まずは、3機種の主なスペックを表にしてみました。画面サイズや解像度はもちろん、バックライト方式やリフレッシュレートなどもチェックしてみましょう。
項目 | REGZA 55Z570L 55インチ | BRAVIA XR-55X90J 55インチ | VIERA TH-55JX850 55インチ |
---|---|---|---|
画面サイズ | 55インチ | 55インチ | 55インチ |
解像度 | 3840×2160 (4K) | 3840×2160 (4K) | 3840×2160 (4K) |
バックライト方式 | 直下型LED | 直下型LED | エッジ型LED |
リフレッシュレート | 60Hz | 120Hz | 60Hz |
HDR対応 | HDR10 / HLG / Dolby Vision IQ / HDR10+ | HDR10 / HLG / Dolby Vision / HDR10+ | HDR10 / HLG / Dolby Vision IQ / HDR10+ |
スピーカー出力 | 20W (10W×2) | 20W (10W×2) | 20W (10W×2) |
サウンドシステム | Dolby Atmos / DTS Virtual:X | Dolby Atmos / Acoustic Multi-Audio | Dolby Atmos / Cinema Surround |
OS | Android TV | Google TV | my Home Screen 6.0 |
リモコン | 音声認識 / ポインター機能付き | 音声認識 / バックライト付き | 音声認識 / バックライト付き |
外形寸法(スタンド含む) | 123.4×77.8×25.5cm | 123.1×78.3×33.8cm | 123.3×77.9×23.4cm |
重量(スタンド含む) | 18.5kg | 18.9kg | 17kg |
価格(税込) | 149,800円(2022年10月時点) | 159,800円(2022年10月時点) | 139,800円(2022年10月時点) |
比較詳細
それでは、3機種の比較を詳しく見ていきましょう。まずは、画質についてです。
REGZA 55Z570L 55インチは、直下型LEDバックライトを採用しており、画面全体の明るさやコントラストを高めています。また、HDR対応の種類も豊富で、HDR10 / HLG / Dolby Vision IQ / HDR10+の4種類に対応しています。Dolby Vision IQは、周囲の明るさやコンテンツのジャンルに応じて、最適な画質に調整してくれる機能です。さらに、東芝独自の画像処理エンジン「REGZAエンジン AI PRO」を搭載しており、AIが画像の特徴を分析して、色彩や鮮明度を向上させています。4Kの高解像度と相まって、臨場感あふれる映像を楽しめます。
BRAVIA XR-55X90J 55インチも、直下型LEDバックライトを採用しており、HDR対応の種類も同じく4種類です。ただし、Dolby Vision IQではなく、通常のDolby Visionに対応しています。ソニー独自の画像処理エンジン「Cognitive Processor XR」を搭載しており、人間の視覚と聴覚に近い方法で映像を処理しています。人間が注目するポイントや色彩やコントラストなどを最適化してくれます。また、リフレッシュレートが120Hzと高速であるため、動きの速いシーンでも滑らかに映し出します。
VIERA TH-55JX850 55インチは、エッジ型LEDバックライトを採用しており、画面の周囲から光を照射しています。HDR対応の種類は、他の2機種と同じく4種類です。パナソニック独自の画像処理エンジン「HCX Pro AI」を搭載しており、AIがコンテンツのジャンルやシーンを判断して、画質や音質を調整してくれます。また、映像信号のノイズを低減する「デジタルノイズリダクション」や、暗い部分の階調を細かく表現する「ローカルディミング」などの機能も備えています。エッジ型LEDバックライトは、直下型LEDバックライトに比べて、画面全体の明るさやコントラストが劣るというデメリットがありますが、それでも十分に鮮やかで美しい映像を楽しめます。
次に、音質についてです。
REGZA 55Z570L 55インチは、スピーカー出力が20W (10W×2)となっており、サウンドシステムとしてはDolby Atmos / DTS Virtual:Xに対応しています。Dolby Atmosは、上方向の音も再現することで、立体的で迫力あるサウンドを実現する技術です。DTS Virtual:Xは、スピーカーの数や配置に関係なく、仮想的に高さや奥行きのあるサウンドを作り出す技術です。また、「REGZAサウンドエンジン AI PRO」を搭載しており、AIが音声の特徴を分析して、音量やクリアさを向上させています。さらに、「REGZAサウンドフィールド」機能を使うと、スピーカーの位置や部屋の大きさに応じて、最適な音場を作り出すことができます。
メリットとデメリット
ここまで、3機種の比較を見てきましたが、それぞれの機種にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?以下にまとめてみました。
REGZA 55Z570L 55インチのメリットは、以下の通りです。
- 直下型LEDバックライトで画面全体の明るさやコントラストが高い
- HDR対応の種類が豊富で、Dolby Vision IQにも対応している
- AIが画像や音声の特徴を分析して最適化してくれる
- 音声認識やポインター機能付きのリモコンで操作性が高い
REGZA 55Z570L 55インチのデメリットは、以下の通りです。
- リフレッシュレートが60Hzで動きの速いシーンでは滑らかさに欠ける
- 価格が他の2機種よりも高い
- 外形寸法や重量が他の2機種よりも大きくて重い
まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事では、REGZA 55Z570L 55インチと、BRAVIA XR-55X90J 55インチと、VIERA TH-55JX850 55インチの3機種を比較してみました。それぞれの機種には、メリットとデメリットがありますが、どれも4K液晶テレビとしては優秀な機種だと言えるでしょう。
では、最後にベストチョイスをお勧めします。私のおすすめは、REGZA 55Z570L 55インチです。理由は以下の通りです。
- 直下型LEDバックライトで画面全体の明るさやコントラストが高く、HDR対応の種類も豊富で、Dolby Vision IQにも対応しているため、画質にこだわる方には最適です。
- AIが画像や音声の特徴を分析して最適化してくれるため、どんなコンテンツでも美しく鮮やかに再現されます。
- 音声認識やポインター機能付きのリモコンで操作性が高く、Android TVのOSでアプリやゲームなども楽しめます。
REGZA 55Z570L 55インチは、価格やサイズが他の2機種よりも高くて大きいというデメリットがありますが、それを補って余りあるほどの性能を持っています。リフレッシュレートが60Hzであることも気になるかもしれませんが、実際にはほとんど目立たないレベルです。画質や音質に妥協したくない方には、REGZA 55Z570L 55インチがおすすめです。
以上、REGZA 55Z570L 55インチはライバル機種に勝てるのか?比較レビューでした。ご参考になれば幸いです。