FT-C4363B 43インチ ブラックはライバル機種に勝てるのか?比較レビュー
目次
比較概要
FT-C4363B 43インチ ブラックは、neXXion(ネクシオン)というメーカーのフルハイビジョン液晶テレビです。2023年2月に発売された新製品で、地上デジタル放送とBS/110度CSデジタル放送の受信に対応しています。また、外付けHDDを接続すれば、裏番組録画や追っかけ再生などの機能が利用できます。
このテレビは、同じような価格帯で人気のある機種と比較してみました。比較対象は、以下の2機種です。
これらの機種は、FT-C4363B 43インチ ブラックと同じく、VAパネルを採用しており、画質や視野角に優れています。しかし、それぞれに特徴や違いがあります。例えば、SONY BRAVIA KJ-43X8500G 43インチは、HDR方式に対応しており、高輝度・高コントラストの映像を楽しめます。一方、TOSHIBA REGZA 43Z730X 43インチは、スピーカー数が多く、臨場感のあるサウンドを提供します。
では、FT-C4363B 43インチ ブラックは、これらのライバル機種に勝てるのでしょうか? 次の章では、比較表を見てみましょう。
比較表
項目 | FT-C4363B 43インチ ブラック | SONY BRAVIA KJ-43X8500G 43インチ | TOSHIBA REGZA 43Z730X 43インチ |
---|---|---|---|
メーカー | neXXion | SONY | TOSHIBA |
発売日 | 2023年2月 | 2019年6月 | 2019年10月 |
画面サイズ | 43V型 (インチ) | 43V型 (インチ) | 43V型 (インチ) |
画素数 | 1920x1080 (フルハイビジョン) | 3840x2160 (4K) | 3840x2160 (4K) |
パネル種類 | VAパネル | VAパネル | VAパネル |
HDR方式 | - | HDR10/HLG/Dolby Vision | HDR10/HLG/Dolby Vision/HDR10+ |
バックライト方式 | 直下型LED | エッジ型LED | 直下型LED |
HDMI端子数 | 3 | 4 | 4 |
USB端子数 | 2 | 3 | 4 |
音声出力(JEITA) | 20W(10W+10W) | 20W(10W+10W) | 80W(15W+15W+15W+15W+10W+10W) |
スピーカー方式 | 2ウェイスピーカー(フルレンジ+ツィーター) | 2ウェイスピーカー(フルレンジ+ツィーター) | 重低音バズーカオーディオシステムPRO(ウーファー+フルレンジ+ツィーター) |
消費電力(定格動作時) | 110W(0.5W/30W) | 208W(0.4W/45W) | 208W(0.4W/45W) |
年間消費電力量(省エネ基準達成率) | 81kWh/年(125%) | 148kWh/年(125%) | 148kWh/年(125%) |
比較詳細
今回は、neXXionの43インチ液晶テレビFT-C4363Bと、同じ画面サイズの他社製品との比較をしてみました。FT-C4363Bは、地上デジタル・BS・CSの3波放送に対応し、外付けHDDで録画できる機能を備えたモデルです。価格も3万円台とお手頃なので、コスパ重視の方におすすめです。では、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?
まず、画質についてですが、FT-C4363BはフルHD(1920×1080)の解像度を持ちます。これは、一般的な液晶テレビと同じレベルで、高画質な映像を楽しむことができます。ただし、最近では4K(3840×2160)や8K(7680×4320)といった超高解像度のテレビも登場しており、それらと比べるとやや見劣りするかもしれません。4Kや8Kの放送やコンテンツを視聴したい場合は、別途対応したテレビやレコーダーが必要になります。
次に、音質についてですが、FT-C4363Bは2ウェイスピーカー(フルレンジ+ツィーター)を搭載しており、音声出力は20W(10W+10W)です。これは、同じ画面サイズのテレビと比べても平均的な性能で、普通にテレビを見る分には十分な音量と音質を提供します。しかし、迫力あるサウンドや臨場感を求める場合は、別途サウンドバーなどのオーディオ機器を接続することをおすすめします。
続いて、録画機能についてですが、FT-C4363Bは外付けHDDで録画できる機能を備えています。これは、USB端子に対応したHDD(別売)を接続すれば、地上デジタル・BS・CSの番組を録画できるというものです。また、Wチューナーを搭載しているので、別々のチャンネルを同時に録画することも可能です。録画した番組はHDD内で管理できるので、好きなときに再生したり削除したりすることができます。
最後に、接続端子についてですが、FT-C4363BはHDMI端子を2系統搭載しています。これは、レコーダーやゲーム機などの機器を接続して映像や音声を出力するための端子です。HDMI端子が2系統あれば、同時に2台の機器を接続できるので便利です。ただし、3台以上の機器を接続したい場合は、別途HDMIセレクターなどの切替器が必要になります。
以上が、FT-C4363Bの特徴と他社製品との比較です。FT-C4363Bは、画質や音質は平均的なものの、録画機能や接続端子が充実しており、価格も安いというコスパの高いテレビです。地上デジタル・BS・CSの番組を録画したり、レコーダーやゲーム機などの機器を接続したりすることができます。4Kや8Kの超高画質や迫力あるサウンドは求めない方におすすめです。
ここからは、FT-C4363Bと比較対象となる他社製品の一つである、東芝の43インチ液晶テレビREGZA 43Z730Xについて見ていきましょう。REGZA 43Z730Xは、4K(3840×2160)の解像度を持ち、新4K衛星放送の録画もできる4Kダブルチューナーを内蔵したモデルです。価格は6万円台とFT-C4363Bよりも高めですが、高画質や高音質などの機能が充実しています。では、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?
まず、画質についてですが、REGZA 43Z730Xは4K(3840×2160)の解像度を持ちます。これは、FT-C4363BのフルHD(1920×1080)よりも約4倍の画素数であり、より鮮明で美しい映像を楽しむことができます。また、新4K衛星放送やスカパー!プレミアムサービスの4K放送などの4Kコンテンツを視聴することも可能です。さらに、レグザエンジンProfessionalという高画質処理エンジンを搭載しており、人工知能技術を活用して画質を最適化します。例えば、HDR復元という機能では、HDR信号に対応していない番組やコンテンツでも、HDR信号に近い映像に変換して表示します。これにより、明るさや色彩の階調が豊かになります。
次に、音質についてですが、REGZA 43Z730Xは重低音バズーカオーディオシステムPROという音響システムを搭載しており、音声出力は80W(15W+15W+15W+15W+10W+10W)です。これは、FT-C4363Bの20W(10W+10W)よりも大幅に高く、迫力あるサウンドや臨場感を提供します。また、ウーファーとフルレンジスピーカーとツィーターの3種類のスピーカーを組み合わせており、低音から高音までバランスよく再生します。さらに、シンクロドライブという機能では、テレビ本体と別売りのサウンドバーを無線で接続して音声出力を同期させることができます。これにより、さらに高音質なサウンドを楽しむことができます。
続いて、録画機能についてですが、REGZA 43Z730Xは外付けHDDで録画できる機能を備えています。これは、FT-C4363Bと同じくUSB端子に対応したHDD(別売)を接続すれば、地上デジタル・BS・CS・BS 4K・CS 4K・スカパー!プレミアムサービスの番組を録画できるというものです。また、4Kダブルチューナーを搭載しているので、別々のチャンネルを同時に録画することも可能です。録画した番組はHDD内で管理できるので、好きなときに再生したり削除したりすることができます。
最後に、接続端子についてですが、REGZA 43Z730XはHDMI端子を4系統搭載しています。これは、FT-C4363Bの2系統よりも多く、レコーダーやゲーム機などの機器を接続して映像や音声を出力するための端子です。HDMI端子が4系統あれば、同時に4台の機器を接続できるので便利です。また、HDMI端子は4K入力に対応しており、4Kコンテンツを高画質で表示することができます。
以上が、REGZA 43Z730Xの特徴とFT-C4363Bとの比較です。REGZA 43Z730Xは、4K(3840×2160)の解像度や4Kダブルチューナーを持ち、高画質や高音質などの機能が充実しているテレビです。新4K衛星放送やスカパー!プレミアムサービスの4K放送などの4Kコンテンツを視聴したり、録画したりすることができます。価格はFT-C4363Bよりも高めですが、その分性能や機能が高いと言えます。4Kや8Kの超高画質や迫力あるサウンドを求める方におすすめです。
メリットとデメリット
それでは、FT-C4363BとREGZA 43Z730Xのメリットとデメリットをまとめてみましょう。どちらのテレビもそれぞれに良い点と悪い点がありますが、自分のニーズや予算に合わせて選ぶことが大切です。
FT-C4363Bのメリットは、以下の通りです。
- 価格が3万円台とお手頃で、コスパが高い。
- 地上デジタル・BS・CSの3波放送に対応し、外付けHDDで録画できる。
- Wチューナーを搭載し、別々のチャンネルを同時に録画できる。
- HDMI端子を2系統搭載し、レコーダーやゲーム機などの機器を接続できる。
FT-C4363Bのデメリットは、以下の通りです。
- 画質がフルHD(1920×1080)であり、4K(3840×2160)や8K(7680×4320)と比べると見劣りする。
- 4Kや8Kの放送やコンテンツを視聴することができない。
- 音質が平均的であり、迫力あるサウンドや臨場感を提供できない。
- HDMI端子が2系統しかなく、3台以上の機器を接続する場合は切替器が必要になる。
REGZA 43Z730Xのメリットは、以下の通りです。
- 画質が4K(3840×2160)であり、鮮明で美しい映像を楽しむことができる。
- 新4K衛星放送やスカパー!プレミアムサービスの4K放送などの4Kコンテンツを視聴したり、録画したりすることができる。
- レグザエンジンProfessionalという高画質処理エンジンを搭載し、人工知能技術を活用して画質を最適化する。
- 音質が高く、迫力あるサウンドや臨場感を提供する。
- HDMI端子を4系統搭載し、4台の機器を同時に接続できる。
REGZA 43Z730Xのデメリットは、以下の通りです。
- 価格が6万円台と高めであり、コスパが低い。
- 8K(7680×4320)の放送やコンテンツを視聴することができない。
まとめ
今回は、neXXionの43インチ液晶テレビFT-C4363Bと、東芝の43インチ液晶テレビREGZA 43Z730Xとの比較をしてみました。どちらのテレビもそれぞれにメリットとデメリットがありますが、最終的におすすめする機種はREGZA 43Z730Xです。その理由は以下の通りです。
REGZA 43Z730Xは、4K(3840×2160)の解像度や4Kダブルチューナーを持ち、高画質や高音質などの機能が充実しているテレビです。新4K衛星放送やスカパー!プレミアムサービスの4K放送などの4Kコンテンツを視聴したり、録画したりすることができます。また、HDMI端子を4系統搭載しており、レコーダーやゲーム機などの機器を接続することもできます。価格は6万円台と高めですが、その分性能や機能が高いと言えます。
一方、FT-C4363Bは、価格が3万円台とお手頃で、コスパが高いテレビです。地上デジタル・BS・CSの3波放送に対応し、外付けHDDで録画できる機能を備えています。しかし、画質はフルHD(1920×1080)であり、4K(3840×2160)や8K(7680×4320)と比べると見劣りします。また、4Kや8Kの放送やコンテンツを視聴することができません。音質も平均的であり、迫力あるサウンドや臨場感を提供できません。HDMI端子も2系統しかなく、3台以上の機器を接続する場合は切替器が必要になります。
以上のことから、REGZA 43Z730XはFT-C4363Bよりも優れたテレビだと言えます。もちろん、予算や設置スペースなどの条件によって選択肢は変わるかもしれませんが、一般的にはREGZA 43Z730Xの方が満足度が高いと思います。特に、4Kや8Kの超高画質や迫力あるサウンドを求める方にはREGZA 43Z730Xがおすすめです。
この記事があなたのテレビ選びの参考になれば幸いです。
引用
この記事で参考にした情報源は以下の通りです。
- neXXionの公式サイト(https://www.nexxion.co.jp/)
- 東芝の公式サイト(https://www.regza.com/)
- 価格.com(https://kakaku.com/)