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REGZA 65X9900M 65インチはライバル機種に勝てるのか?比較レビュー

目次

比較概要

今回は、2023年4月21日に発売された4K有機ELレグザの最高峰モデル、REGZA 65X9900M 65インチ を、同じ価格帯で人気のある機種と比較してみました。

比較対象となる機種は、以下の2つです。

これらの機種とREGZA 65X9900M 65インチを、画質・音質・操作性・機能性・デザインなどの観点から徹底的に比較していきます。どの機種があなたにとって最適なのか、ぜひ参考にしてください。

比較表

項目 REGZA 65X9900M 65インチ Sony BRAVIA XR-65A90J 65インチ Panasonic TH-65JZ2000 65インチ
素数 3840×2160 3840×2160 3840×2160
画面種類 4K有機ELパネル 4K有機ELパネル 4K有機ELパネル
画質エンジン X-Master Engine Pro 4K 認知特性プロセッサー「XR」 JZ2000エンジン
HDR対応 HDR10 / HLG / Dolby Vision IQ / HDR10+ HDR10 / HLG / Dolby Vision IQ / HDR10+ HDR10 / HLG / Dolby Vision IQ / HDR10+
倍速機能 倍速駆動パネル(120Hz) 倍速駆動パネル(120Hz) 倍速駆動パネル(120Hz)
音声出力 125W (15W+15W+15W+15W+15W+15W+15W+20W) 125W (15W+15W+15W+15W+15W+15W+15W+20W) 140W (10W×2 + 10W×2 + 10W×2 + 10W×2 + 20W×2)
音声機能 Dolby Atmos / DTS Virtual:X / サウンドモード / サラウンドモード / オーディオリンク / ダイアログレベルコントロール / バスレフスピーカー Dolby Atmos / DTS Digital Surround / サウンドモード / サラウンドモード / アコースティックサーフェスオーディオ / アコースティックセンターシンク / クリアフェイズ / ダイアログレベルコントロール Dolby Atmos / DTS Virtual:X / サウンドモード / サラウンドモード / テクニクスチューニング / イネーブルドスピーカー / ワイドスピーカー / フルレンジスピーカー / ウーハー
OS Android TV Google TV Home Screen 6.0
録画機能 USB HDD録画対応(3チューナー) USB HDD録画対応(3チューナー) USB HDD録画対応(3チューナー)/ お部屋ジャンプリンク(サーバー/クライアント)
HDMI端子数 4(うち1つはeARC対応) 4(うち1つはeARC対応) 4(うち1つはeARC対応)

比較詳細

今回は、東芝の4K有機ELテレビ「REGZA 65X9900M」を、ソニーの「BRAVIA XR-65A90J」とパナソニックの「TH-65JZ2000」と比較してみました。どれも高画質・高音質を誇るフラッグシップモデルですが、それぞれに特徴があります。ここでは、それぞれのテレビの魅力や違いについて詳しく解説していきます。

まず、REGZA 65X9900Mは、業界初となるミリ波レーダーを搭載したテレビです。ミリ波レーダーとは、電波を使って人や物の位置や動きを検出する技術です。REGZA 65X9900Mでは、この技術を利用して、視聴者の位置や距離に応じて画質と音質を自動的に最適化する「レグザセンシング」機能を実現しています。例えば、テレビに近づくと、ノイズを抑えて自然な高画質に調整し、遠ざかると、精細感を高めてメリハリのある高画質に調整します。また、斜めから見ている場合は、左右のスピーカーからの出力タイミングを調整して、音声が画面から出ているように感じられるようにします。さらに、テレビの前に人がいなくなると、省エネモードに切り替わります。このように、REGZA 65X9900Mは、視聴者の状況に合わせて最高の映像と音響を提供する画期的なテレビです。

次に、BRAVIA XR-65A90Jは、ソニー独自の「認知特性プロセッサーXR」を搭載したテレビです。「認知特性プロセッサーXR」とは、人間の視聴体験を再現するために開発された映像エンジンで、人間が見ているポイントや音源の位置などを分析し、それに応じて画質と音質を最適化する技術です。BRAVIA XR-65A90Jでは、この技術を利用して、「XRコントラストブースター5」や「XR 4Kアップスケーリング」などの高画質機能を実現しています。「XRコントラストブースター5」は、有機ELパネルの特性を最大限に引き出し、明るさと黒さを高次元でバランスさせる機能です。「XR 4Kアップスケーリング」は、低解像度の映像も4K相当に高精細化する機能です。また、「XRサウンドポジショニング」や「アコースティックサーフェスオーディオ」などの高音質機能も搭載しています。「XRサウンドポジショニング」は、画面上の音源の位置に合わせて音声を出力する機能です。「アコースティックサーフェスオーディオ」は、画面自体がスピーカーになる技術で、画面と音声の一体感を高める機能です。このように、BRAVIA XR-65A90Jは、人間の視聴感覚に近づくために開発された高性能なテレビです。

最後に、TH-65JZ2000は、パナソニックが自社設計・組み立てした「Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイ」を採用したテレビです。「Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイ」とは、従来の有機ELパネルよりも高輝度・高コントラストを実現するパネルで、HDR映像を忠実に再現する技術です。TH-65JZ2000では、このパネルに加えて、「JZ2000エンジン」や「HDRリマスター」などの高画質機能を搭載しています。「JZ2000エンジン」とは、パナソニックが長年培ってきた映像処理技術を集約した映像エンジンで、「HDRリマスター」とは、SDR映像もHDR相当に高画質化する機能です。また、「イネーブルド&ワイドスピーカー」と「Dolby Atmos」などの高音質機能も搭載しています。「イネーブルド&ワイドスピーカー」とは、画面の上下左右に配置されたスピーカーで、立体的な音響空間を作り出す機能です。「Dolby Atmos」とは、天井からの音も再現する3Dサウンド技術で、映画館のような臨場感を味わえる機能です。このように、TH-65JZ2000は、パナソニックが自社で開発した高品質なテレビです。

さて、ここまで3つのテレビの特徴や違いについて見てきましたが、それぞれのテレビはどんな人におすすめなのでしょうか? ここでは、それぞれのテレビのメリットとデメリットをまとめて、おすすめのユーザー層を考えてみました。

テレビ メリット デメリット おすすめのユーザー層
REGZA 65X9900M ・ミリ波レーダーで画質と音質を自動調整
・省エネモードで電気代を節約
・重低音立体音響システムXHRで迫力のサウンド
・価格が高い
・ミリ波レーダーが反応しない場合もある
・画質や音質の調整が好みに合わない場合もある
・視聴者の状況に応じた最適な映像と音響を楽しみたい人
・省エネにこだわりたい人
・重低音や立体音響が好きな人
BRAVIA XR-65A90J ・認知特性プロセッサーXRで人間の視聴感覚に近づく画質と音質
・XRコントラストブースター5で明暗のバランスが良い画質
・アコースティックサーフェスオーディオで画面と音声の一体感が高い音質
・価格が高い
・認知特性プロセッサーXRが好みに合わない場合もある
・アコースティックサーフェスオーディオが壁掛け時に効果が低下する場合もある
・人間の視聴体験を再現した高性能な映像と音響を楽しみたい人
HDR映像を忠実に再現した高コントラストな画質を楽しみたい人
・画面自体がスピーカーになる技術に興味がある人
TH-65JZ2000 ・Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイで高輝度・高コントラストな画質
・JZ2000エンジンでパナソニック独自の映像処理技術
Dolby Atmosで天井からの音も再現する3Dサウンド
・価格が高い
・Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイが熱くなりやすい場合もある
Dolby Atmosを最大限に楽しむには別途サウンドバーなどが必要な場合もある
パナソニックが自社で開発した高品質な画質を楽しみたい人
HDR映像を高輝度・高コントラストで再現した画質を楽しみたい人
・映画館のような臨場感のあるサウンドを楽しみたい人

以上が、3つのテレビの比較詳細です。どれも優れた性能を持つテレビですが、それぞれに違いがあります。自分の好みや予算に合わせて、最適なテレビを選んでくださいね。

メリットとデメリット

REGZA 65X9900Mのメリットは、ミリ波レーダーで画質と音質を自動調整することです。これにより、視聴者の位置や距離に応じて最適な映像と音響を楽しむことができます。また、省エネモードで電気代を節約することもできます。さらに、重低音立体音響システムXHRで迫力のサウンドを体感することもできます。

REGZA 65X9900Mのデメリットは、価格が高いことです。4K有機ELテレビの中でも最高級のモデルなので、それなりの価格がかかります。また、ミリ波レーダーが反応しない場合もあることです。例えば、テレビの前に物が置いてあったり、人が動かなかったりすると、ミリ波レーダーが検出できない可能性があります。さらに、画質や音質の調整が好みに合わない場合もあることです。自動調整は便利ですが、自分で細かく設定したい人には不向きかもしれません。

BRAVIA XR-65A90Jのメリットは、認知特性プロセッサーXRで人間の視聴感覚に近づく画質と音質を実現することです。これにより、人間が見ているポイントや音源の位置に合わせて最適な映像と音響を楽しむことができます。また、XRコントラストブースター5で明暗のバランスが良い画質を実現することです。これにより、HDR映像を忠実に再現することができます。さらに、アコースティックサーフェスオーディオで画面と音声の一体感が高い音質を実現することです。これにより、画面自体がスピーカーになる技術を体感することができます。

BRAVIA XR-65A90Jのデメリットは、価格が高いことです。4K有機ELテレビの中でも高性能なモデルなので、それなりの価格がかかります。また、認知特性プロセッサーXRが好みに合わない場合もあることです。人間の視聴感覚に近づく技術は画期的ですが、自分で細かく設定したい人や自然な映像を好む人には不向きかもしれません。さらに、アコースティックサーフェスオーディオが壁掛け時に効果が低下する場合もあることです。画面自体がスピーカーになる技術は斬新ですが、壁掛け時には画面から離れた位置から音声が出るため、一体感が減る可能性があります。

TH-65JZ2000のメリットは、Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイで高輝度・高コントラストな画質を実現することです。これにより、HDR映像を高輝度・高コントラストで再現することができます。また、JZ2000エンジンでパナソニック独自の映像処理技術を実現することです。これにより、SDR映像もHDR相当に高画質化することができます。さらに、Dolby Atmosで天井からの音も再現する3Dサウンドを実現することです。これにより、映画館のような臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。

TH-65JZ2000のデメリットは、価格が高いことです。4K有機ELテレビの中でも高品質なモデルなので、それなりの価格がかかります。また、Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイが熱くなりやすい場合もあることです。高輝度・高コントラストを実現するためには、パネルに多くの電力を供給する必要がありますが、その分発熱も大きくなります。さらに、Dolby Atmosを最大限に楽しむには別途サウンドバーなどが必要な場合もあることです。テレビ本体のスピーカーだけでは、天井からの音や後方からの音を十分に再現できない場合があります。

まとめ

今回は、4K有機ELテレビの中でも最新のモデルであるREGZA 65X9900M、BRAVIA XR-65A90J、TH-65JZ2000の3つのテレビを比較しました。それぞれに特徴や違いがありますが、どれも優れた性能を持つテレビです。では、どれを選ぶべきなのでしょうか?

REGZA 65X9900Mは、ミリ波レーダーで画質と音質を自動調整することができるテレビです。視聴者の状況に応じた最適な映像と音響を楽しみたい人におすすめです。また、省エネモードで電気代を節約したい人や、重低音や立体音響が好きな人にもおすすめです。

BRAVIA XR-65A90Jは、認知特性プロセッサーXRで人間の視聴感覚に近づく画質と音質を実現するテレビです。人間の視聴体験を再現した高性能な映像と音響を楽しみたい人におすすめです。また、HDR映像を忠実に再現した高コントラストな画質を楽しみたい人や、画面自体がスピーカーになる技術に興味がある人にもおすすめです。

TH-65JZ2000は、Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイで高輝度・高コントラストな画質を実現するテレビです。パナソニックが自社で開発した高品質な画質を楽しみたい人におすすめです。また、HDR映像を高輝度・高コントラストで再現した画質を楽しみたい人や、映画館のような臨場感のあるサウンドを楽しみたい人にもおすすめです。

以上のことから、私がベストチョイスとしてお勧めするのは、BRAVIA XR-65A90Jです。理由は、認知特性プロセッサーXRが他のテレビにはない独自の技術であり、人間の視聴感覚に近づく画質と音質は他では味わえないものだからです。また、XRコントラストブースター5やアコースティックサーフェスオーディオも高性能な技術であり、HDR映像や画面と音声の一体感を楽しむことができます。価格は高いですが、それだけの価値があると思います。

もちろん、REGZA 65X9900MやTH-65JZ2000も素晴らしいテレビですし、自分の好みや予算に合わせて選んでも間違いありません。しかし、私はBRAVIA XR-65A90Jが最も優れたテレビだと思います。4K有機ELテレビを買うなら、BRAVIA XR-65A90Jを選んでください。