REGZA 85Z970M 85インチはライバル機種に勝てるのか?
目次
比較概要
REGZA 85Z970M 85インチは、2022年10月に発売された東芝の最新の4K液晶テレビです。85インチという大画面で、HDR10+やドルビービジョンなどの高画質技術に対応しています。また、音声認識やAI機能なども搭載しており、スマートな操作が可能です。
しかし、この価格帯では他にも優秀なテレビがあります。例えば、2021年11月に発売されたソニーのBRAVIA XR-85X95J 85インチや、2021年9月に発売されたLGのOLED88Z1PJA 88インチです。これらのテレビは、REGZA 85Z970M 85インチと同じく4K解像度で、HDRやAI機能にも対応しています。さらに、BRAVIA XR-85X95J 85インチはLEDバックライトを採用し、OLED88Z1PJA 88インチはOLEDパネルを採用しており、それぞれ異なる画質の特徴を持っています。
では、REGZA 85Z970M 85インチはこのライバル機種に勝てるのでしょうか?それとも負けてしまうのでしょうか?この記事では、REGZA 85Z970M 85インチとBRAVIA XR-85X95J 85インチ、OLED88Z1PJA 88インチの3機種を比較してみます。比較項目は以下の通りです。
- 画質
- 音質
- 操作性
- デザイン
- 価格
REGZA 85Z970M 85インチはどの項目で優れているのか?どの項目で劣っているのか?メリットとデメリットを分かりやすく解説します。
比較表
項目 | REGZA 85Z970M 85インチ | BRAVIA XR-85X95J 85インチ | OLED88Z1PJA 88インチ |
---|---|---|---|
画質 | 4K液晶パネル HDR10+、ドルビービジョン、HLG対応 REGZAエンジンX Pro搭載 リアルコントラストブースター搭載 |
4K液晶パネル HDR10、ドルビービジョン、HLG対応 Cognitive Processor XR搭載 X-tended Dynamic Range PRO搭載 |
4KOLEDパネル HDR10、ドルビービジョン、HLG対応 α9 Gen4 AI Processor 4K搭載 OLED Motion Pro搭載 |
音質 | 40W(10W×2+10W×2) DTS Virtual:X対応 ドルビーアトモス対応 REGZAサウンドフィールド搭載 |
50W(10W×2+5W×2+10W×2) DTS Digital Surround対応 ドルビーアトモス対応 Acoustic Multi-Audio搭載 |
80W(20W×2+10W×2+20W×2) DTS-HD対応 ドルビーアトモス対応 OLED Surround搭載 |
操作性 | 音声認識機能搭載 AI機能搭載 REGZAリモコンアプリ対応 Googleアシスタント対応 |
音声認識機能搭載 AI機能搭載 ソニーのテレビリモコンアプリ対応 Googleアシスタント対応 |
音声認識機能搭載 AI機能搭載 LG ThinQアプリ対応 Googleアシスタント対応 |
デザイン | フレームレスデザイン スタンド幅:約153.8cm 奥行き:約38.1cm 重量:約57.5kg |
ベゼルレスデザイン スタンド幅:約153.9cm 奥行き:約42.2cm 重量:約54.9kg |
ピクチャーオンウォールデザイン スタンド幅:約196.4cm 奥行き:約25.1cm 重量:約83.5kg |
価格 | 約699,800円(税込) | 約699,800円(税込) | 約2,980,000円(税込) |
比較詳細
比較表では、REGZA 85Z970M 85インチとBRAVIA XR-85X95J 85インチ、OLED88Z1PJA 88インチの3機種のスペックや価格を見ました。しかし、それだけでは実際の性能や使い心地は分かりません。そこで、ここでは比較表で挙げた5つの項目について、より詳しく比較してみましょう。
まず、画質についてです。画質はテレビの最も重要な要素の一つです。高画質なテレビなら、映画やドラマ、スポーツなどの映像をより臨場感や迫力があって楽しめます。では、3機種の画質はどうなっているのでしょうか?
REGZA 85Z970M 85インチは、4K液晶パネルを採用しています。4Kとは、水平方向に約4000ピクセルの解像度を持つことを意味します。一般的なフルHDテレビの約4倍の解像度がありますから、細部まで鮮明に映し出されます。また、HDR10+やドルビービジョンなどの高画質技術にも対応しています。HDRとは、High Dynamic Rangeの略で、明るさや色彩の表現範囲を広げる技術です。HDR10+やドルビービジョンは、HDRの中でも最新の規格で、映像に応じて最適な明るさや色彩を調整することができます。これにより、暗い場面でも細かいディテールが見えたり、明るい場面でも色が飛んだりしないようになります。
REGZA 85Z970M 85インチは、東芝独自の画像処理技術も搭載しています。REGZAエンジンX Proは、映像信号を高速に処理し、ノイズを除去したり、エッジを鮮明にしたりします。リアルコントラストブースターは、コントラストを高めることで立体感や奥行き感を強調します。これらの技術により、REGZA 85Z970M 85インチは4K液晶パネルの性能を最大限に引き出し、美しい画質を実現しています。
BRAVIA XR-85X95J 85インチも、4K液晶パネルを採用しています。しかし、REGZA 85Z970M 85インチとは異なり、LEDバックライトを採用しています。LEDバックライトとは、液晶パネルの裏側にLEDを配置し、光源とする方式です。BRAVIA XR-85X95J 85インチは、X-tended Dynamic Range PROという技術を使って、LEDの明るさを細かく制御します。これにより、暗い部分はより暗く、明るい部分はより明るくすることができます。つまり、コントラストが高くなります。また、BRAVIA XR-85X95J 85インチは、Cognitive Processor XRという画像処理エンジンを搭載しています。このエンジンは、人間の視覚や聴覚の仕組みを模倣し、映像や音声を最適化します。例えば、人間が注目するポイントにフォーカスを当てたり、色彩や明るさを自然に調整したりします。これにより、BRAVIA XR-85X95J 85インチは4K液晶パネルの性能をさらに高め、リアルな画質を実現しています。
OLED88Z1PJA 88インチは、4KOLEDパネルを採用しています。OLEDとは、Organic Light Emitting Diodeの略で、有機物でできた発光素子です。OLEDパネルは、自ら発光するため、バックライトが不要です。そのため、液晶パネルよりも薄くて軽いです。また、OLEDパネルは、ピクセル単位で発光を制御できるため、コントラストが非常に高いです。暗い部分は完全に消灯し、真っ暗になります。明るい部分は鮮やかに発光します。その結果、色彩や階調が豊かに表現されます。OLED88Z1PJA 88インチは、α9 Gen4 AI Processor 4Kという画像処理エンジンを搭載しています。このエンジンは、AIやディープラーニングを使って映像を分析し、最適な画質に調整します。例えば、顔や動きや背景などの要素に応じて細部を補正したり、ジャンルやシーンに合わせて色彩やコントラストを変化させたりします。これにより、OLED88Z1PJA 88インチは4KOLEDパネルの性能をフルに活かし、美しい画質を実現しています。
メリットとデメリット
ここまで、REGZA 85Z970M 85インチとBRAVIA XR-85X95J 85インチ、OLED88Z1PJA 88インチの3機種を比較してきました。それぞれの機種には、優れた点や劣った点があります。では、具体的にどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?以下にまとめてみました。
REGZA 85Z970M 85インチのメリットは、以下の通りです。
- 4K液晶パネルと高画質技術により、鮮明で美しい画質を楽しめる。
- ドルビーアトモスやREGZAサウンドフィールドにより、臨場感や迫力がある音質を楽しめる。
- 音声認識やAI機能により、スマートな操作ができる。
- フレームレスデザインにより、スタイリッシュな外観を持つ。
- BRAVIA XR-85X95J 85インチと同じ価格である。
REGZA 85Z970M 85インチのデメリットは、以下の通りです。
- OLEDパネルに比べると、コントラストや色彩の表現力が劣る。
- OLED88Z1PJA 88インチに比べると、画面サイズが小さい。
- BRAVIA XR-85X95J 85インチやOLED88Z1PJA 88インチに比べると、音出力が小さい。
まとめ
この記事では、REGZA 85Z970M 85インチとBRAVIA XR-85X95J 85インチ、OLED88Z1PJA 88インチの3機種を比較しました。それぞれの機種には、メリットとデメリットがありました。では、どの機種がベストチョイスなのでしょうか?
私のおすすめは、REGZA 85Z970M 85インチです。理由は以下の通りです。
- 4K液晶パネルと高画質技術により、鮮明で美しい画質を楽しめる。
- ドルビーアトモスやREGZAサウンドフィールドにより、臨場感や迫力がある音質を楽しめる。
- 音声認識やAI機能により、スマートな操作ができる。
- フレームレスデザインにより、スタイリッシュな外観を持つ。
- BRAVIA XR-85X95J 85インチと同じ価格である。
REGZA 85Z970M 85インチは、画質や音質、操作性などの基本性能が高く、デザインも優れています。また、BRAVIA XR-85X95J 85インチと同じ価格であり、OLED88Z1PJA 88インチよりもかなり安いです。OLEDパネルに比べると、コントラストや色彩の表現力が劣るかもしれませんが、それでも十分に満足できるレベルだと思います。画面サイズも、85インチという大画面で迫力があります。音出力も、40Wという十分な数値です。
REGZA 85Z970M 85インチは、高性能でコスパの高いテレビです。大画面で高画質な映像を楽しみたい方におすすめです。ぜひ、一度ご覧になってみてください。