BRAVIA XRJ-85X90L 85インチは他の人気機種とどう違う？比較してみた
目次
比較概要
BRAVIA XRJ-85X90L 85インチは、2022年11月に発売されたソニーの最新の4K液晶テレビです。この機種は、ソニー独自の画像処理技術「XRプロセッサー」を搭載し、高画質と高音質を実現しています。また、Google TVという新しいOSを採用し、豊富なアプリやコンテンツにアクセスできるようになりました。
では、このBRAVIA XRJ-85X90L 85インチは、同じような価格帯で人気のある他の機種とどう違うのでしょうか？今回は、発売日から1年前までの間に発売されており、4K液晶テレビの中でも高評価を得ているLGのNANOCELL 86NANO95 86インチとTCLのC825 85インチと比較してみました。
比較するポイントは以下の通りです。
それでは、各ポイントごとに詳しく見ていきましょう。
比較表
| 項目 | BRAVIA XRJ-85X90L 85インチ | NANOCELL 86NANO95 86インチ | C825 85インチ |
|---|---|---|---|
| 画質 | 4K解像度、XRプロセッサー、フルアレイLEDバックライト、HDR10、Dolby Vision、IMAX Enhanced | 4K解像度、α9 Gen3 AIプロセッサー、フルアレイLEDバックライト、HDR10、Dolby Vision、IMAX Enhanced | 4K解像度、QLEDパネル、ミニLEDバックライト、HDR10+、Dolby Vision |
| 音質 | 50W出力、XRサウンドポジショニング、Dolby Atmos、DTS Digital Surround | 40W出力、AIサウンドプロ、Dolby Atmos | 40W出力、オンキヨースピーカー、Dolby Atmos |
| 操作性 | Google TV OS、Bluetoothリモコン（音声認識付き）、Googleアシスタント対応 | webOS 5.0 OS、Magicリモコン（音声認識付き）、Googleアシスタント対応 | Android TV OS、Bluetoothリモコン（音声認識付き）、Googleアシスタント対応 |
| 機能性 | Netflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどのアプリ対応、USB HDD録画、Chromecast対応 | Netflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどのアプリ対応、USB HDD録画、AirPlay 2対応 | Netflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどのアプリ対応、USB HDD録画、Chromecast対応 |
| デザイン | ベゼルレスデザイン、スタンド幅約153cm、重量約54kg | ベゼルレスデザイン、スタンド幅約153cm、重量約54kg | ベゼルレスデザイン、スタンド幅約151cm、重量約46kg |
| 価格 | 約60万円（2023年6月現在） | 約50万円（2023年6月現在） | 約40万円（2023年6月現在） |
比較詳細
比較表から見た各機種の特徴を、もう少し詳しく説明していきます。まずは画質についてです。
BRAVIA XRJ-85X90L 85インチは、ソニー独自の画像処理技術「XRプロセッサー」を搭載しています。このプロセッサーは、人間の視覚や聴覚に近い方法で画像や音声を分析し、最適な表示や再生を行います。例えば、画像の明るさや色彩、コントラストなどを細かく調整したり、動きのあるシーンでも滑らかに描写したりします。また、フルアレイLEDバックライトという技術も採用しており、画面の一部分ごとに明るさを制御することで、黒の深みや白の明るさを際立たせます。さらに、HDR10やDolby Visionなどの高画質規格にも対応しており、映画やドラマなどのコンテンツをよりリアルに楽しめます。
NANOCELL 86NANO95 86インチは、LGの最新の画像処理技術「α9 Gen3 AIプロセッサー」を搭載しています。このプロセッサーは、AI（人工知能）を使って画像や音声を最適化します。例えば、画像の解像度や色彩、コントラストなどを自動的に補正したり、動きのあるシーンでもぶれや残像を抑えたりします。また、フルアレイLEDバックライトという技術も採用しており、BRAVIA XRJ-85X90L 85インチと同様に画面の一部分ごとに明るさを制御します。さらに、HDR10やDolby Visionなどの高画質規格にも対応しており、映画やドラマなどのコンテンツを美しく再現します。
C825 85インチは、TCLの最新の画像処理技術「QLEDパネル」を搭載しています。このパネルは、液晶の上に量子ドットという微粒子を敷き詰めたもので、バックライトの光を色ごとに分けて反射します。その結果、色の鮮やかさや細やかさが向上します。また、ミニLEDバックライトという技術も採用しており、従来のLEDバックライトよりも小さくて多くのLEDを配置することで、画面の一部分ごとに明るさを制御します。さらに、HDR10+やDolby Visionなどの高画質規格にも対応しており、映画やドラマなどのコンテンツを鮮明に表現します。
以上が画質についての比較詳細です。次に音質について見ていきましょう。
BRAVIA XRJ-85X90L 85インチは、50Wの出力を持つスピーカーを搭載しています。このスピーカーは、XRサウンドポジショニングという技術を使って、画像と音声の位置関係を合わせることで、臨場感のあるサウンドを作り出します。また、Dolby AtmosやDTS Digital Surroundなどのサラウンド規格にも対応しており、上下左右から音が聞こえるような効果を得られます。
NANOCELL 86NANO95 86インチは、40Wの出力を持つスピーカーを搭載しています。このスピーカーは、AIサウンドプロという技術を使って、音声や音楽などの種類に応じて音質を自動的に調整します。また、Dolby Atmosなどのサラウンド規格にも対応しており、空間的な音響を楽しめます。
メリットとデメリット
比較詳細から見えてきた各機種のメリットとデメリットをまとめてみました。以下のようになります。
- BRAVIA XRJ-85X90L 85インチのメリット：画質や音質に優れており、人間の感覚に近い処理を行うXRプロセッサーが特徴的。Google TV OSを採用し、豊富なアプリやコンテンツにアクセスできる。
- BRAVIA XRJ-85X90L 85インチのデメリット：価格が高く、他の機種と比べてコスパが低い。重量も重く、設置に注意が必要。
- NANOCELL 86NANO95 86インチのメリット：画質や音質に優れており、AIを使って最適化するα9 Gen3 AIプロセッサーが特徴的。webOS 5.0 OSを採用し、使いやすいインターフェースやMagicリモコンが魅力。
- NANOCELL 86NANO95 86インチのデメリット：価格が高めで、他の機種と比べてコスパがやや低い。重量も重く、設置に注意が必要。
- C825 85インチのメリット：画質に優れており、色彩表現に秀でるQLEDパネルやミニLEDバックライトが特徴的。価格が安く、他の機種と比べてコスパが高い。重量も軽く、設置しやすい。
- C825 85インチのデメリット：音質は他の機種に劣っており、オンキヨースピーカーもあまり効果がない。Android TV OSを採用しているが、動作が不安定なことがある。
以上がメリットとデメリットです。最後に、どの機種を選ぶべきかをまとめてみましょう。
まとめ
今回は、BRAVIA XRJ-85X90L 85インチとNANOCELL 86NANO95 86インチとC825 85インチという3つの4K液晶テレビを比較してみました。画質や音質、操作性や機能性、デザインや価格などのポイントを見てきましたが、どの機種もそれぞれに特徴があります。
BRAVIA XRJ-85X90L 85インチは、画質や音質に優れており、人間の感覚に近い処理を行うXRプロセッサーが特徴的です。Google TV OSを採用し、豊富なアプリやコンテンツにアクセスできます。しかし、価格が高く、他の機種と比べてコスパが低いです。重量も重く、設置に注意が必要です。
NANOCELL 86NANO95 86インチは、画質や音質に優れており、AIを使って最適化するα9 Gen3 AIプロセッサーが特徴的です。webOS 5.0 OSを採用し、使いやすいインターフェースやMagicリモコンが魅力です。しかし、価格が高めで、他の機種と比べてコスパがやや低いです。重量も重く、設置に注意が必要です。
C825 85インチは、画質に優れており、色彩表現に秀でるQLEDパネルやミニLEDバックライトが特徴的です。価格が安く、他の機種と比べてコスパが高いです。重量も軽く、設置しやすいです。しかし、音質は他の機種に劣っており、オンキヨースピーカーもあまり効果がありません。Android TV OSを採用していますが、動作が不安定なことがあります。
では、どの機種を選ぶべきでしょうか？私のおすすめはBRAVIA XRJ-85X90L 85インチです。理由は以下の通りです。
- 画質や音質にこだわる人には最適な機種であり、映画やドラマなどのコンテンツを最高の状態で楽しめる。
- Google TV OSは新しくて使い勝手が良く、アプリやコンテンツの幅が広い。
- XRプロセッサーは他の機種にはない独自の技術であり、人間の感覚に近い処理を行うことで快適な視聴体験を提供する。
価格や重量は他の機種よりも高くて重いですが、それでもこの機種の魅力は十分にあると思います。もちろん、予算や設置場所などの条件によって異なるかもしれませんが、私ならBRAVIA XRJ-85X90L 85インチを選びます。
以上で今回の比較記事は終わります。BRAVIA XRJ-85X90L 85インチに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。ありがとうございました。
