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VIERA TH-55MZ1800 55インチは他の4Kテレビとどう違う?比較してみた

目次

比較概要

4Kテレビといえば、高画質で臨場感のある映像を楽しめるというイメージがありますが、実はそれだけではありません。4Kテレビには、さまざまな機能や特徴があり、メーカーやモデルによっても違いがあります。そこで、今回は、2022年10月に発売されたパナソニックVIERA TH-55MZ1800 55インチと、他の人気機種と比較してみました。

VIERA TH-55MZ1800 55インチは、パナソニックの最新モデルであり、4K有機ELパネルを採用しています。有機ELパネルとは、自発光する素子を使って画面を表示する技術で、液晶パネルと比べて、高コントラストや高色彩度、広視野角などのメリットがあります。また、VIERA TH-55MZ1800 55インチは、HDR10+やDolby Vision IQなどの最新のHDR技術にも対応しており、映像の明暗や色彩をより忠実に再現できます。

一方、比較対象として選んだのは、2019年12月に発売されたシャープのAQUOS 4T-C50BL1 50インチと、2021年3月に発売された東芝REGZA 55Z730X 55インチです。これらの機種もFirefox OSを搭載しており、VIERA TH-55MZ1800 55インチと同じく、インターネットやアプリなどのスマート機能を利用できます。しかし、パネルやHDR技術などには違いがあります。それでは、具体的にどう違うのか、比較表と詳細を見ていきましょう。

比較表

項目 VIERA TH-55MZ1800 55インチ AQUOS 4T-C50BL1 50インチ REGZA 55Z730X 55インチ
メーカー パナソニック シャープ 東芝
発売日 2022年10月 2019年12月 2021年3月
価格(税込) 398,000円 99,800円 198,000円
画面サイズ 55インチ(139cm) 50インチ(126cm) 55インチ(139cm)
画面解像度 3840×2160(4K) 3840×2160(4K) 3840×2160(4K)
パネル種類 4K有機EL 4K液晶 4K液晶
バックライト 不要(自発光) LED(エッジ型) LED(直下型)
HDR技術 HDR10+、Dolby Vision IQ、HLG、HLG Photo HDR10、HLG HDR10、HLG、Dolby Vision、HDR10+
画質エンジン HCX Pro AIプロセッサー AQUOS 4K Smart Engine Pro REGZAエンジン NEO plus 2020
音質技術 Dolby Atmos、テクニクスチューニング、サウンドフィールドコントロール、サラウンドAI、サウンドモードAI DTS Virtual:X、AQUOSサウンドパートナー、AQUOSサウンドモード、AQUOSサウンドチューナー DTS Virtual:X、REGZAサウンドエンジンプラス、REGZAサウンドモードプラス、REGZAサウンドチューナー
スマート機能 Firefox OSGoogleアシスタント対応、Amazon Alexa対応、Netflix対応、YouTube対応、Disney+対応など Firefox OSGoogleアシスタント対応、Amazon Alexa対応、Netflix対応、YouTube対応など Firefox OSGoogleアシスタント対応、Amazon Alexa対応、Netflix対応、YouTube対応など
外形寸法(幅×高さ×奥行き) 1226×776×300mm(スタンド含む) 1116×699×237mm(スタンド含む) 1230×780×236mm(スタンド含む)
質量(重量) 23.5kg(スタンド含む) 12.5kg(スタンド含む) 18.5kg(スタンド含む)

比較詳細

比較表からもわかるように、VIERA TH-55MZ1800 55インチは、他の機種と比べて、パネルやHDR技術、音質技術などにおいて優れています。ここでは、それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

まず、パネルの種類ですが、VIERA TH-55MZ1800 55インチは、4K有機ELパネルを採用しています。有機ELパネルとは、自発光する素子を使って画面を表示する技術で、液晶パネルと比べて、高コントラストや高色彩度、広視野角などのメリットがあります。つまり、VIERA TH-55MZ1800 55インチは、暗い場面でも黒がしっかりと表現され、明るい場面でも白がくっきりと映し出されます。また、色の再現性も高く、鮮やかで自然な色彩を楽しめます。さらに、どの角度から見ても画質が変わらないので、家族や友人と一緒に見ても快適です。

一方、AQUOS 4T-C50BL1 50インチとREGZA 55Z730X 55インチは、4K液晶パネルを採用しています。液晶パネルとは、バックライトという光源からの光を液晶セルで調節して画面を表示する技術で、有機ELパネルと比べて、消費電力が低く、長寿命などのメリットがあります。しかし、バックライトからの光を完全に遮ることができないため、暗い場面では黒が灰色っぽくなりがちです。また、色の再現性や視野角も有機ELパネルに劣ります。さらに、バックライトの配置によっても画質に違いがあります。

AQUOS 4T-C50BL1 50インチは、エッジ型というバックライトの配置を採用しています。エッジ型とは、画面の周辺にバックライトを配置する方法で、薄型で軽量などのメリットがあります。しかし、画面の中央部分に光が届きにくいため、画面全体の明るさが均一にならないことがあります。また、バックライトの漏れやハレーションという現象も起こりやすいです。これは、暗い場面で画面の周辺が明るくなってしまうことや、明るい物体の周りに光の輪ができることを指します。

REGZA 55Z730X 55インチは、直下型というバックライトの配置を採用しています。直下型とは、画面の裏側にバックライトを配置する方法で、画面全体の明るさが均一になりやすく、バックライトの漏れやハレーションも起こりにくいというメリットがあります。しかし、厚みや重量が増すというデメリットがあります。また、直下型でも、バックライトを細かく分割して制御するローカルディミングという技術があるのですが、REGZA 55Z730X 55インチは、この技術に対応していません。ローカルディミングとは、画面の一部分だけバックライトの明るさを調節することで、コントラストを高める技術です。

メリットとデメリット

ここまで、VIERA TH-55MZ1800 55インチと他の機種との比較を見てきましたが、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、それらをまとめてみましょう。

VIERA TH-55MZ1800 55インチのメリットは、以下の通りです。

  • 4K有機ELパネルを採用しており、高コントラストや高色彩度、広視野角などの画質面で優れている。
  • HDR10+やDolby Vision IQなどの最新のHDR技術に対応しており、映像の明暗や色彩をより忠実に再現できる。
  • Dolby Atmosやテクニクスチューニングなどの音質技術に対応しており、迫力や臨場感のあるサウンドを楽しめる。

VIERA TH-55MZ1800 55インチのデメリットは、以下の通りです。

  • 価格が高く、他の機種と比べてコスパが低い。
  • 有機ELパネルは消費電力が高く、長時間使用すると画面焼き付きのリスクがある。
  • Firefox OSはアプリの種類や対応サービスが少なく、スマート機能に制限がある。

AQUOS 4T-C50BL1 50インチのメリットは、以下の通りです。

  • 価格が安く、他の機種と比べてコスパが高い。
  • 液晶パネルは消費電力が低く、長寿命である。
  • Firefox OSはシンプルで使いやすいインターフェースを提供する。

AQUOS 4T-C50BL1 50インチのデメリットは、以下の通りです。

  • エッジ型バックライトを採用しており、画面全体の明るさが均一にならないことや、バックライトの漏れやハレーションが起こりやすいことがある。
  • HDR10やHLG以外のHDR技術に対応しておらず、映像の明暗や色彩を十分に再現できないことがある。
  • DTS Virtual:X以外の音質技術に対応しておらず、サウンドに迫力や臨場感が足りないことがある。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、パナソニックVIERA TH-55MZ1800 55インチと、シャープのAQUOS 4T-C50BL1 50インチと、東芝REGZA 55Z730X 55インチという、4Kテレビを比較してみました。それぞれにメリットとデメリットがありましたが、最終的にどれを選ぶかは、あなたの好みやニーズによって異なるでしょう。

もし、画質や音質にこだわり、最高の映像体験を求めるなら、VIERA TH-55MZ1800 55インチがおすすめです。4K有機ELパネルや最新のHDR技術、Dolby Atmosなどの音質技術に対応しており、迫力や臨場感のある映像を楽しめます。ただし、価格は高く、消費電力も高いので、予算や電気代に余裕がある方に向いています。

もし、価格や省エネにこだわり、コスパの高い4Kテレビを求めるなら、AQUOS 4T-C50BL1 50インチがおすすめです。価格は安く、消費電力も低いので、経済的に優れています。また、Firefox OSはシンプルで使いやすいインターフェースを提供します。ただし、画質や音質は他の機種に劣りますので、細かい部分にこだわらない方に向いています。

もし、バランスの良い4Kテレビを求めるなら、REGZA 55Z730X 55インチがおすすめです。価格は中間で、画質や音質もまずまずです。直下型バックライトやHDR10+やDolby VisionなどのHDR技術に対応しており、画面全体の明るさが均一であり、映像の明暗や色彩をそれなりに再現できます。また、DTS Virtual:Xなどの音質技術に対応しており、サウンドにも迫力や臨場感があります。ただし、特に目立った特徴はありませんので、万人受けするタイプの方に向いています。

以上が今回の比較記事でした。あなたはどれを選びますか?ぜひ参考にしてください。