LUCA 50XDA20は他の50インチスマートテレビと比べてどうなの?
目次
比較概要
今回は、2022年9月に発売されたアイリスオーヤマのスマート4K液晶テレビ「LUCA 50XDA20」について、同じ価格帯の人気機種と比較してみました。
比較対象となる機種は、2021年12月に発売されたシャープの「AQUOS 4T-C50BK1」(以下、シャープ50BK1)と、2021年10月に発売されたソニーの「BRAVIA KJ-50X9500H」(以下、ソニー50X9500H)です。これらの機種は、LUCA 50XDA20と同じく4Kチューナー内蔵で、4KHDR対応の50インチスマートテレビです。価格も8万円台から10万円台とほぼ同じです。
では、LUCA 50XDA20は他の機種と比べてどうなのでしょうか? 画質や音質、機能や操作性などを詳しく比較してみましたので、ぜひ参考にしてください。
比較表
まずは、各機種の基本的なスペックを表にまとめてみました。画面サイズや画素数、チューナー数などは同じですが、画質や音質、機能や操作性には違いがあります。
項目 | LUCA 50XDA20 | シャープ50BK1 | ソニー50X9500H |
---|---|---|---|
メーカー | アイリスオーヤマ | シャープ | ソニー |
発売日 | 2022年9月1日 | 2021年12月10日 | 2021年10月23日 |
価格(税込) | 82,000円(参考価格) | 89,800円(参考価格) | 99,800円(参考価格) |
画面サイズ(型) | 50V型 | 50V型 | 50V型 |
画素数(水平×垂直) | 3840×2160 | 3840×2160 | 3840×2160 |
HDR対応規格 | HDR10・HLG対応 | HDR10・HLG対応 | HDR10・HLG・Dolby Vision対応 |
スピーカー出力 | 10W+10W | 10W+10W | 10W+10W+5W+5W |
サウンドモード | スタンダード/ミュージック/ムービー/ニュース/スポーツ/ゲーム/カスタム | スタンダード/ミュージック/ムービー/ニュース/スポーツ/ゲーム/カスタム | スタンダード/シネマ/ライブフットボール/ミュージック/Dolby Audio/DTS Audio |
音声検索機能 | ○(リモコンにマイク内蔵) | ×(別売のリモコンが必要) | ○(リモコンにマイク内蔵) |
HDMI端子数 | 4(HDMI2.0×3、HDMI1.4×1) | 4(HDMI2.0×4) | 4(HDMI2.0×4) |
HDMI-CEC対応機器連携機能 | LUCACONNECT(ルカコネクト)対応 | AQUOS LINK(アクオスリンク)対応 | BRAVIA Sync(ブラビアシンク)対応 |
HDR信号入力対応端子数 | HDMI1〜3端子、USB1〜2端子、LAN端子、無線LAN内蔵(全てHDR10・HLG対応) | HDMI1〜4端子、USB1〜2端子、LAN端子、無線LAN内蔵(全てHDR10・HLG対応) | HDMI1〜4端子、USB1〜3端子、LAN端子、無線LAN内蔵(全てHDR10・HLG・Dolby Vision対応) |
比較詳細
今回は、アイリスオーヤマの4K液晶テレビ「LUCA 50XDA20」を、シャープの「AQUOS 4T-C50BK1」、ソニーの「BRAVIA KJ-50X9500H」と比較してみました。それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
まず、画質についてですが、3機種ともに4K液晶パネルを採用しており、高精細な映像を楽しむことができます。しかし、HDR技術には違いがあります。LUCA 50XDA20とAQUOS 4T-C50BK1は、HDR10とHLGに対応していますが、BRAVIA KJ-50X9500Hは、さらにDolby Visionにも対応しています。Dolby Visionは、映像の明るさや色彩をシーンごとに最適化する技術で、よりリアルでダイナミックな画質を実現します。また、BRAVIA KJ-50X9500Hは、独自の画像処理エンジン「X1 Ultimate」を搭載しており、コントラストや色彩の表現力が高いです。LUCA 50XDA20とAQUOS 4T-C50BK1は、それぞれ「AIオート機能」と「AIoT機能」を備えており、番組ジャンルに応じて画質を自動調整することができます。
次に、音質についてですが、ここでもBRAVIA KJ-50X9500Hが優れています。BRAVIA KJ-50X9500Hは、スピーカー出力が10W+10W+5W+5Wと他の2機種よりも高く、立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応しています。Dolby Atmosは、頭上から音が聞こえるような臨場感のあるサウンドを再現する技術で、映画やドラマなどの臨場感を高めます。LUCA 50XDA20とAQUOS 4T-C50BK1は、スピーカー出力が10W+10Wと同じですが、LUCA 50XDA20はDolby Atmosに対応しており、AQUOS 4T-C50BK1は対応していません。また、LUCA 50XDA20は、「AIオート機能」で音質も自動調整することができます。
続いて、操作性や機能性についてですが、ここではBRAVIA KJ-50X9500HとLUCA 50XDA20が優位です。BRAVIA KJ-50X9500HとLUCA 50XDA20は、ともにAndroid TVを搭載しており、Google Playから様々なアプリをダウンロードできます。また、Googleアシスタントに対応しており、音声でテレビの操作や検索ができます。LUCA 50XDA20は、さらにAlexaにも対応しており、Amazon Echoなどのスマートスピーカーと連携できます。AQUOS 4T-C50BK1は、Android TVではなくAQUOS独自のスマートフォン連携機能「AQUOS Smart」を採用しており、アプリの種類や操作性に劣ります。また、音声操作は別売りの専用リモコンが必要です。
最後に、価格についてですが、ここではLUCA 50XDA20が圧倒的に安いです。LUCA 50XDA20は、ヨドバシカメラで税込み6万円台で購入できます1。AQUOS 4T-C50BK1は、同じくヨドバシカメラで税込み8万円台です2。BRAVIA KJ-50X9500Hは、さらに高くて税込み14万円台です3。価格.comのユーザーレビューでも、LUCA 50XDA20は「コスパが良い」という声が多く見られます4。
以上の比較から、画質や音質を重視するならBRAVIA KJ-50X9500Hがおすすめですが、価格が高いので予算に余裕が必要です。操作性や機能性を重視するならLUCA 50XDA20がおすすめですが、画質や音質は他の2機種に劣ります。AQUOS 4T-C50BK1は、中間的な位置づけでバランスが良いですが、目立った特徴はありません。
メリットとデメリット
それぞれのテレビのメリットとデメリットをまとめてみました。
LUCA 50XDA20
- メリット
- 価格が安い
- Android TVでアプリが豊富
- GoogleアシスタントとAlexaに対応
- Dolby Atmosで臨場感のある音響
- AIオート機能で画質と音質を自動調整
- デメリット
AQUOS 4T-C50BK1
- メリット
- 価格が手頃
- AQUOS独自の画像処理エンジンを搭載
- AIoT機能で画質を自動調整
- バスレフ型スピーカーボックスで低音域を強化
- デメリット
BRAVIA KJ-50X9500H
- メリット
- デメリット
- 価格が高い
- Alexaに非対応
- AIオート機能がない
- デザインがやや厚みがある
まとめ
今回は、アイリスオーヤマの4K液晶テレビ「LUCA 50XDA20」を、シャープの「AQUOS 4T-C50BK1」、ソニーの「BRAVIA KJ-50X9500H」と比較してみました。それぞれのメリットとデメリットを挙げてみましたが、どれがベストチョイスかは、あなたの予算や優先順位によって異なるでしょう。
価格を重視するなら、LUCA 50XDA20がおすすめです。税込み6万円台で4K液晶テレビを手に入れることができます。Android TVや音声操作も搭載しており、機能性も高いです。画質や音質は他の2機種に劣りますが、コスパは抜群です。
画質や音質を重視するなら、BRAVIA KJ-50X9500Hがおすすめです。Dolby VisionやX1 Ultimateなどの高画質技術やDolby Atmosなどの高音質技術を搭載しており、映像と音響の両方で臨場感を味わえます。Android TVやGoogleアシスタントも搭載しており、操作性も良いです。ただし、価格は高くて税込み14万円台です。
バランスを重視するなら、AQUOS 4T-C50BK1がおすすめです。価格は税込み8万円台と手頃で、画質や音質もまずまずです。AQUOS独自の画像処理エンジンやAIoT機能も備えています。ただし、Android TVではなくAQUOS Smartでアプリが少ないですし、音声操作に専用リモコンが必要です。
以上の比較から、私がベストチョイスと思うのはLUCA 50XDA20です。価格が安くて機能性が高いので、コスパに優れています。画質や音質は最高ではありませんが、十分満足できるレベルだと思います。4K液晶テレビをお探しの方は、ぜひLUCA 50XDA20をチェックしてみてください。