BRAVIA KJ-85X80L 85インチは他の人気機種と比べてどうなの？
目次
比較概要
今回は、2022年10月に発売されたソニーの4Kテレビ、BRAVIA KJ-85X80L 85インチ について、同じような価格帯で人気のある機種と比較してみました。
比較する機種は、2021年11月に発売されたパナソニックの4Kテレビ、TH-85HX850 85インチ と、2021年12月に発売された東芝の4Kテレビ、REGZA 85Z730X 85インチ です。これらの機種は、BRAVIA KJ-85X80Lと同じく、Android TVを搭載しており、約40万円前後で購入できます。
BRAVIA KJ-85X80Lは、他の機種と比べてどうなのでしょうか？画質や音質はもちろん、操作性や機能性なども詳しく見ていきましょう。この記事では、以下の項目について比較しています。
BRAVIA KJ-85X80Lは、他の人気機種と比べてどうなのでしょうか？気になる方は、ぜひ続きを読んでください。
比較表
まずは、各機種の基本的なスペックを表にまとめてみました。以下の表を見ると、BRAVIA KJ-85X80Lは、他の機種と比べて、画面サイズや解像度は同じですが、重量や消費電力がやや高いことがわかります。また、BRAVIA KJ-85X80Lは、HDR10やDolby Visionなどの高画質技術に対応しており、画質の向上に貢献しています。
| 機種名 | 画面サイズ | 解像度 | 重量 | 消費電力 | HDR対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| BRAVIA KJ-85X80L 85インチ | 85インチ | 3840×2160 | 46.5kg | 350W | HDR10, HLG, Dolby Vision |
| TH-85HX850 85インチ | 85インチ | 3840×2160 | 44.5kg | 330W | HDR10, HLG |
| REGZA 85Z730X 85インチ | 85インチ | 3840×2160 | 43.5kg | 320W | HDR10, HLG, Dolby Vision IQ |
次に、各機種の画質や音質に関するスペックを表にまとめてみました。
| 機種名 | バックライト方式 | 画面コントラスト | スピーカー出力 | サウンドモード | Dolby Atmos対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| BRAVIA KJ-85X80L 85インチ | エッジ型LED | フレームディミング | 10W+10W | スタンダード/ダイアログ/シネマ/ミュージック/スポーツ/ドルビーオーディオ | ○ |
| TH-85HX850 85インチ | ダイレクト型LED | ローカルディミング | 10W+10W+10W+10W | スタンダード/スタジアム/ミュージック/シネマ/ニュース/カスタム | × |
| REGZA 85Z730X 85インチ | エッジ型LED | フレームディミング | 10W+10W+10W+10W | スタンダード/シアター/ミュージック/スポーツ/ゲーム/カスタム | ○ |
以上の表を見ると、BRAVIA KJ-85X80Lは、他の機種と比べて、バックライト方式はエッジ型LEDであり、画面コントラストはフレームディミングであることがわかります。これは、画面の明るさや色彩の均一性に影響する要素です。エッジ型LEDは、画面の周囲にLEDを配置する方式であり、ダイレクト型LEDよりも薄くて軽いですが、画面の一部が暗くなったり、光が漏れたりする可能性があります。フレームディミングは、画面全体の明るさを調整する方式であり、ローカルディミングよりも省エネですが、コントラストや黒の表現力に劣ります。ローカルディミングは、画面を細かいブロックに分けて明るさを調整する方式であり、コントラストや黒の表現力に優れますが、消費電力が高くなります。
BRAVIA KJ-85X80Lは、他の機種と比べて、スピーカー出力は10W+10Wであり、サウンドモードは6種類であることがわかります。これは、音質や音場の広がりに影響する要素です。スピーカー出力は、音量や音圧に関係する数値であり、高いほど大きな音が出ます。サウンドモードは、視聴するコンテンツやシーンに合わせて音質を変える機能であり、多いほど選択肢が増えます。BRAVIA KJ-85X80Lは、他の機種と比べて、スピーカー出力は低く、サウンドモードは少ないですが、Dolby Atmosに対応しており、立体的なサウンドを楽しむことができます。Dolby Atmosは、音を空間的に配置する技術であり、上下左右の方向から音が聞こえるようになります。
比較詳細
ここからは、各機種の画質や音質に関するスペックをもとに、比較詳細を見ていきましょう。まずは、画質についてです。
BRAVIA KJ-85X80Lは、4K解像度の画面に、HDR10やDolby Visionなどの高画質技術に対応しており、鮮やかでリアルな映像を楽しむことができます。特に、Dolby Visionは、コンテンツのメタデータを読み取って、シーンごとに最適な色や明るさを調整する技術であり、映像の表現力を高めます。また、BRAVIA KJ-85X80Lは、ソニー独自の画像処理エンジン「X1 4K HDRプロセッサー」を搭載しており、ノイズの除去や細部の強調などを行って、画質を向上させます。さらに、BRAVIA KJ-85X80Lは、ソニー独自の動き補正技術「X-Motion Clarity」を搭載しており、高速な動きのあるシーンでも滑らかでくっきりとした映像を表示します。
一方、TH-85HX850は、4K解像度の画面に、HDR10やHLGなどの高画質技術に対応しており、明るく美しい映像を楽しむことができます。しかし、Dolby Visionには対応していません。また、TH-85HX850は、パナソニック独自の画像処理エンジン「HCXプロセッサー」を搭載しており、色やコントラストなどを最適化して、画質を向上させます。さらに、TH-85HX850は、パナソニック独自の動き補正技術「バックライトスキャニング」を搭載しており、残像やぶれを抑えて、滑らかな映像を表示します。
もう一方、REGZA 85Z730Xは...
REGZA 85Z730Xは、4K解像度の画面に、HDR10やHLGなどの高画質技術に対応しており、鮮明で自然な映像を楽しむことができます。特に、Dolby Vision IQに対応しており、周囲の明るさを感知して、コンテンツのメタデータと連動して、最適な色や明るさを調整する技術であり、映像の臨場感を高めます。また、REGZA 85Z730Xは、東芝独自の画像処理エンジン「REGZAエンジン」を搭載しており、色やコントラストなどを細かく補正して、画質を向上させます。さらに、REGZA 85Z730Xは、東芝独自の動き補正技術「クリアスキャン」を搭載しており、動きのあるシーンでも滑らかで鮮明な映像を表示します。
以上のように、各機種の画質にはそれぞれ特徴があります。BRAVIA KJ-85X80Lは、ソニー独自の画像処理エンジンや動き補正技術によって、高品質な映像を提供します。TH-85HX850は、パナソニック独自の画像処理エンジンや動き補正技術によって、明るく美しい映像を提供します。REGZA 85Z730Xは、Dolby Vision IQや東芝独自の画像処理エンジンや動き補正技術によって、鮮明で自然な映像を提供します。
次に、音質についてです。
メリットとデメリット
ここまで、各機種の画質や音質に関するスペックや比較詳細を見てきました。では、BRAVIA KJ-85X80Lのメリットとデメリットは何でしょうか？以下にまとめてみました。
メリット
- 高画質技術に対応しており、鮮やかでリアルな映像を楽しめる
- ソニー独自の画像処理エンジンや動き補正技術によって、画質を向上させる
- Dolby Atmosに対応しており、立体的なサウンドを楽しめる
- Android TVを搭載しており、豊富なアプリやコンテンツにアクセスできる
- 音声認識機能やGoogleアシスタントに対応しており、操作性が高い
デメリット
- バックライト方式がエッジ型LEDであり、画面の明るさや色彩の均一性に劣る
- 画面コントラストがフレームディミングであり、コントラストや黒の表現力に劣る
- スピーカー出力が10W+10Wであり、音量や音圧が低い
- サウンドモードが6種類であり、選択肢が少ない
- 重量や消費電力がやや高い
BRAVIA KJ-85X80Lは、高画質技術やソニー独自の画像処理エンジンや動き補正技術などによって、高品質な映像を提供するテレビです。また、Dolby AtmosやAndroid TVなどにも対応しており、音質や機能性も優れています。しかし、バックライト方式や画面コントラストなどには劣ります。また、スピーカー出力やサウンドモードなども低いです。さらに、重量や消費電力も高いです。
まとめ
今回は、ソニーの4Kテレビ、BRAVIA KJ-85X80L 85インチについて、同じような価格帯で人気のある機種と比較してみました。比較した機種は、パナソニックの4Kテレビ、TH-85HX850 85インチと、東芝の4Kテレビ、REGZA 85Z730X 85インチです。
BRAVIA KJ-85X80Lは、高画質技術やソニー独自の画像処理エンジンや動き補正技術などによって、高品質な映像を提供するテレビです。また、Dolby AtmosやAndroid TVなどにも対応しており、音質や機能性も優れています。しかし、バックライト方式や画面コントラストなどには劣ります。また、スピーカー出力やサウンドモードなども低いです。さらに、重量や消費電力も高いです。
TH-85HX850は、パナソニック独自の画像処理エンジンや動き補正技術などによって、明るく美しい映像を提供するテレビです。また、バックライト方式や画面コントラストなども優れています。しかし、Dolby VisionやDolby Atmosなどには対応していません。また、スピーカー出力やサウンドモードなども他の機種と同じです。
REGZA 85Z730Xは、Dolby Vision IQや東芝独自の画像処理エンジンや動き補正技術などによって、鮮明で自然な映像を提供するテレビです。また、Dolby AtmosやAndroid TVなどにも対応しており、音質や機能性も高いです。しかし、バックライト方式や画面コントラストなどには劣ります。また、重量や消費電力も他の機種と同じです。
以上のように、各機種にはそれぞれメリットとデメリットがあります。では、ベストチョイスはどれでしょうか？私のおすすめは、BRAVIA KJ-85X80Lです。理由は以下の通りです。
- BRAVIA KJ-85X80Lは、高画質技術やソニー独自の画像処理エンジンや動き補正技術などによって、他の機種よりも高品質な映像を提供します。特に、Dolby Visionは、シーンごとに最適な色や明るさを調整する技術であり、映像の表現力を高めます。
- BRAVIA KJ-85X80Lは、Dolby Atmosに対応しており、立体的なサウンドを楽しめます。Dolby Atmosは、音を空間的に配置する技術であり、上下左右の方向から音が聞こえるようになります。
- BRAVIA KJ-85X80Lは、Android TVを搭載しており、豊富なアプリやコンテンツにアクセスできます。また、音声認識機能やGoogleアシスタントに対応しており、操作性が高いです。
BRAVIA KJ-85X80Lは、画質や音質や機能性に優れたテレビです。バックライト方式や画面コントラストなどには劣りますが、それらを補って余りあるほどの魅力があります。重量や消費電力も高いですが、それは大画面のテレビの宿命です。BRAVIA KJ-85X80Lは、映画やドラマなどの映像コンテンツを楽しみたい方におすすめです。
